Qtにペンタブレット関連のパッチを送った
先日、ペンタブレット関連のパッチをQtに送ったので、(遅れてしまいましたが)記事にすることにしました。
パッチの内容
今回送ったパッチの内容は、Qt5へのMacでのペンタブレットのイベント(QTabletEvent)のサポートの追加です。
devブランチにマージされ、おそらく、Qt 5.2から追加される予定となります。
https://codereview.qt-project.org/#change,62740
もともと、Qt4では問題なくQTabletEventはサポートされていました。しかし、Qtのバージョンが5になったときに、ネイティブのウィンドウをラップする機構が書き換えられた関係で、 Qt5.1まで、WindowsとMacにおいてQTabletEventのサポートがはずされている状態になっていました。
つい最近、WindowsでのQTabletEventのサポートを追加するパッチはマージされて、Qt 5.2に追加される予定となったのですが、Macではまだでした。
現在私が開発しているPaintFieldは、この問題によってQt 4.8を使っているのですが、これによってQt 5にようやく移行できそうになってきました。
手順
http://qt-project.org/wiki/Code_Reviews
このページで細かい手順が説明されていて、それに従ってすんなりコミットをすることができました。
基本的な手順は
- バグレポート・コードレビュー用のアカウントを作る
- gitリポジトリをクローンする
- 実際に変更を加える
- コミットする
- コードレビューを受け、必要なら修正する
でした。